耳抜き

 耳抜きに苦労している人のために

2003/06/02 更新

 耳抜きが楽にできる人、苦労する人、できない人、これはその人の体質にもよりますが、一般的には慣れてくるとともに抜けやすくなるようです。
 耳にかかる圧力=大気圧+水圧 で、水圧は10m深くなる毎に約1気圧増えます。
つまり、水面:1気圧、5m:1.5気圧、10m:2気圧 と増えていきます。また、気体の体積は圧力に反比例しますから、耳抜き(耳管を通して中耳の中の圧力と周りの圧力を同じにすること)をしないと鼓膜が押されて痛みを感じます。

 代表的な耳抜きの方法には、バルサルバ法とトインビー法がありますが、いずれも鼓膜内外の圧平衡を取るための方法です。

バルサルバ法:
 鼻をつまんで(または鼻をふさいで)鼻をかむように息を鼻から出すようにします。つまり、強制的に耳管を開いて中耳腔に空気を送る方法です。わかりやすいので最も普及していますが、少し強引な方法であるため注意が必要です。

トインビー法:
 耳管の下側には耳管を開く耳管拡大筋があります。この筋肉を動かすことができれば耳管が開き耳抜きができます。顎を左右に動かす。口を閉じたまま欠伸をするような動作をする。顎を前に出す。等の方法でこの筋肉を動かす練習をします。うまくいくようになれば手を鼻に当てなくても耳抜きができるようになります。
 ただし、個人差はありますがトインビー法は体調によってはできないこともありますので、バルサルバ法と2通りできるようにしておきたいものです。

 抜けにくい時は次の方法も試してみてください。
1.水に入る前に鼻をかむ。
2.水面で耳抜きを1〜2回しておく。
3.唾を飲み込む。
4.首を左右に、ゆっくり、大きく曲げる。
5.潜行スピードを遅くしてみる。
  (潜る前に海水で鼻をすすぐ(鼻の中に海水を入れ鼻をかむ)となぜかとても耳抜きが楽になります。お試しあれ。)
それでも抜けないときには、専門の医師(ダイビングに理解のある耳鼻科)に相談してみて下さい。

 注意
耳抜きを強引に行なうと、鼓膜を傷つけてたり、内耳にダメージを与えることがあります。また、浮上するときに空気が抜けない(リバースブロック)ようになることもあります。無理は禁物です、体調を整えてから、もう一度トライしてみてください。


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